改善するためのアドバイス

カウンセリング

家族の協力が不可欠

うつ病の治療には、日常生活のサイクルから改善する必要があるため、家族の協力が不可欠だと言われています。特に気を付けるのが、睡眠環境と食生活と休養(あるいは運動)となります。まず一般的にうつ病になった人の多くは何かしらの睡眠障害を患っているケースがあり、そこを改善しなければ完治することはありません。というのも、うつ病は脳内の神経伝達物質の分泌バランスの崩れ(過剰分泌もしくは分泌低下)によって引き起こされていますが、それを正常に保つのが睡眠だからです。人間の本来の睡眠サイクルは早寝早起きであるため、そこを家族みんなで取り組むようにしなくてはなりません。ただ、見過ごされがちなのが早起きで、睡眠は寝すぎても決して良いわけではなく、朝には起きるように促すことが大切です。そして、食生活のバランスもまた重要なファクターとなります。うつ病に良いとされている栄養素にはビタミンB群やアミノ酸のトリプトファン、他にも鉄分や亜鉛といったミネラルがありますが、それらは病院からサプリメントで処方されるケースも少なくありません。家庭では、特定の栄養素に気を配るのではなく、全体的な栄養バランスに配慮して、何よりも楽しい食事を採れるよう心がけることが一番重要です。もちろん、休養も大切ですが、ずっと休んでいればいいというものではなく、適度な運動も必要です。運動不足を解消する目的というよりも、運動することによって気分をリフレッシュさせることが最大目標となります。そのため、一人で黙々と休養・運動をさせるのではなく、家族と一緒に楽しむことが大切なのです。うつ病の治療で家族は生活サイクルを整えるよう努めるのが最重要ですが、それ以外としてアルコール摂取と自動車運転を極力控えるように促していかなければなりません。罹患者の多くは大きなストレスを紛らわすためにアルコール摂取しているケースが少なくありません。しかし、アルコールは一時的にはストレスを忘れさせてくれますが、睡眠サイクルを乱してしまうことが多いです。睡眠サイクルの乱れは、うつ病の治療の大きな妨げとなっているため、アルコールは極力控えるように家族全員で努めることが大切となります。元々お酒の好きな人なら、いきなりお酒を断つのはそれもストレスになるものなので、アルコールを飲む量を減らす方向に持っていかなくてはなりません。そして、アルコールと同じくらいに気を付けなくてはいけないのが自動車運転です。なぜならば、うつ病の症状に集中力や決断力の低下が挙げることができ、さらには睡眠障害を起こしていることが多いため、睡眠導入剤なども処方されていることが少なくありません。自動車運転中に集中力や決断力が低下していたり、睡眠薬の効果で居眠りをしてしまったりすると自動車事故の元となり、罹患者だけでなく関係のない人にも多大な迷惑をかけてしまう可能性があるのです。罹患者の仕事内容によっては、仕事そのものを自粛させるか、別の仕事に変えてもらう必要が出てきます。仕事を続けながらもうつ病治療している人も多く、アルコール摂取や自動車運転の抑制は、家族だけでなく会社の理解も必要不可欠となってくるわけです。